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昨晩、映画「TAKESHIS'」を観ました。

 北野武ともう一人のタケシ、二人が複雑に交差する現実と虚構の世界・・・と勝手に想像して行きましたが、劇場でこれほどまでつまらない映画を観たのは久しぶりです。
 武とタケシが遭遇するまではどんな展開になるのかな~と楽しみだったのですが、そこからのストーリーが滅茶苦茶で意味不明。映画も終盤になるにつれて北野武が拳銃をぶっ放すシーンが永遠と続くなど見るに耐えれなかった、そして清純なイメージだった京野ことみがいきなり裸で喘ぐシーンが挿入されるなど驚かされましたが、ただ驚いただけ。訳分からん映画の訳分からんシーンで京野が裸体を晒してしまったことが逆に痛々しく感じました。午前0時、見終わった後の重々しい劇場内の雰囲気が忘れられません。

 映画監督として数々の賞を取っているのだが過大評価されているのが彼自身の足枷になっているように感じます。今回の映画のようなパズルっぽくわざと難解にしたような作品って昔からけっこうあるんだよなぁ。「座頭市」が良かっただけに残念、「天才たけしの元気が出るテレビ」の頃のたけしは確かに天才だったのに。